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花粉症アレルギーの原因
花粉症の患者は約30年で国民の10人に1人に増加。その花粉症激増の原因は、はっきり解明されていない。そもそも花粉症アレルギーの原因とは、特定しにくいものなのだが、
様々な研究・観察の中で現在、以下のようなことが考えられており、いずれも高度成長期以降、日本人の生活が劇的に変化したことから起こっている。

・アレルギー体質への変化
アトピーの子供、アレルギー体質の方が激増している。生活習慣やとりまく環境により、日本人の体質そのものが変化し始めていると指摘されており、一説では、日本人のからだの中に寄生虫がいなくなり、抗原抗体反応(アレルギー)が花粉などで起きやすくなったという説もある。しかし今のところ、はっきりとしたアレルギーの原因は解明されていません。

・食生活の変化
美食や欧米的な食生活への変化により、肉などのたんぱく質の摂取が多くなると、異物への反応が過敏になる(=アレルギー体質になりやすい)と考えられている。また、インスタント製品やスナック類、ファーストフードなどが増え、食品添加物を子供の頃からとり続けていることも、こうした体質変化の原因としてあげることができる。

・住居の変化
特に都市部では、マンションなどの気密性の高い住宅が多く、そうした住居でダニ(ヤケヒョウヒダニ、コナヒョウヒダニなど)が増えると、ダニの死骸・フンが室内に大量に蓄積、アレルギーの直接原因(アレルゲン)となる。実際、小児喘息の9割がダニ、ダニの死骸・フンが原因です。こうしてアレルギー体質となっている場合、同時に花粉にも過敏になりやすくなる。

・「土」から「アスファルト」
特に都会の道路は今「土」のところを探す方が難しい程、ほぼ完全にアスファルトで舗装
されており、もし花粉が飛んで来た場合、湿ってデコボコした土ならば、そこに落ちれば再び舞い上がりにくいのですが、しかしアスファルトでは、一度落下した花粉でも
風や上昇気流で、また舞い上がるのです。すると空気中に飛んでいる時間が長くなり、その分、花粉が人に吸われる機会も多くなり花粉症患者が増加するという訳である。


・公害によりスギや粘膜・抗体も変化している
花粉症はスギ林の近くより、ビルの立ち並ぶ街中での方が発症率が高い。これは公害、特にディーゼル排出微粒子が関係していると考えられており、花粉が街中を飛んでいるうちに、空気中のダスト(ディーゼル排出微粒子)によって傷がつき、中のアレルゲン(アレルギー原因物質)が出やすい状態に変化、つまり、よりアレルギーを起こしやすい花粉に変化するのである。 また、人間の鼻の粘膜や肺が、ディーゼル排出微粒子で痛めつけられているという場合も少なくない。ディーゼル排出微粒子とは、約1ミクロン以下の、非常に細かい活性炭で、これは鼻の粘膜はもちろん、普通は異物が入ることのない肺胞にまで入って害を及ぼす。更に、花粉症を起こすのに関わっているIgE抗体が、アレルゲンと
ディーゼル排出微粒子を一緒に吸い込むと、効率よくIgE抗体ができることが確認されている。
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花粉症と遺伝
花粉症は遺伝するのだろうか。
結論からいうと、残念ながらアレルギー性の病気には遺伝が深く関わっているのが正直なところである。
つまり、花粉症も遺伝が少なからず関わっているのである。

まず、花粉症が遺伝するというよりは、アレルギー体質が遺伝することがわかっている。例えば、スギならスギに対して花粉症をもつ遺伝子が遺伝するのである。これは卵の場合もあれば、そばや魚介類などそれぞれ違ってくる。
しかし親がスギの花粉症になる遺伝子を持っていたとしても、それが子供に100%遺伝るという訳ではない。例えば、親がスギと卵のアレルギー体質だとしても、スギ花粉症は遺伝して、卵アレルギーは遺伝しないこともある。

また片親だけが持っているより、両親ともこの遺伝子を持っている方がより高い確率で遺伝し、親がスギ花粉症の遺伝子を持っていたとしても、その子供がスギ花粉症の遺伝子ではなく、気管支喘息やアトピー性皮膚炎になる危険性もあるかもしれないし、逆の場合も考えられる。どの様なアレルギー疾患を発症するかはわからない、とても複雑な問題である。
当然、アレルギー体質が遺伝しても必ず発症するわけでもない。遺伝する確立は諸説ある様だが、母親がアレルギー体質の場合の方が、遺伝する確立が高いといわれている。

もちろん花粉症などのアレルギーは遺伝だけが原因ではない。生活習慣や住環境、食生活等、様々な要素が関わっているのである。
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花粉症-症状と原因
花粉症は、植物の花粉によって起こるアレルギー性の病気で、樹木や草花の花粉が飛ぶ季節に、花粉が目や鼻の粘膜に付着することが原因でアレルギー症状が現れる。花粉症のアレルギー症状を引起す原因となる植物は様々だが、その代表的なものはスギである。花粉症は、遺伝的な体質、住環境、食生活等の様々な原因が重なって起こる。

■花粉症のアレルギー症状
鼻、目、のどなど「首から上」の症状が主で、熱感や倦怠感などの全身のアレルギー症状を伴う場合もある。花粉症の主な症状は、くしゃみ、鼻水・鼻づまり、目・のど・顔や首の皮膚のかゆみ 、集中力の低下、倦怠感、熱感、イライラ等。
 
■花粉症のアレルギー症状が現れるしくみ
人間の体には、体内に侵入しようとした外敵を取り除こうとする働きが備わっていて、
例えば、鼻水で洗い流そうとしたり、くしゃみで外に吹き飛ばそうとしたりする。しかし、人によっては、ある特定の異物に進入されると、この働きが過度な状態となり
過剰な反応(アレルギー反応)を起こす。花粉症は、体に侵入した花粉を、敵と認めて反応してしまう過敏な体質(アレルギー体質)の人に起こるのである。

■花粉症と風邪の見分け方
風邪は通常、1週間程度で治るが、しかし花粉症は、原因となる花粉が飛んでいる間は症状が持続し、また、風邪の場合は、数日でねっとりした鼻汁になるが、花粉症は、さらさらした「水っぱな」の状態が継続する。その他、目のかゆみがあれば花粉症、実際に熱が出ていれば風邪の疑いが強い、という見分け方もできる。花粉症と思ったら、アレルギー外来やアレルギーの専門医の受診をお勧めする。

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